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2018.09.30   トピックス

仮装通貨、暗号通貨、アルトコイン等の取引について

ここ最近、仮装通貨・暗号通貨・アルトコイン等の取引に関するご相談が増えたように思います。
基本的に当社では下記のような内容にてセカンドオピニオンを提供しています。
これら売買取引(特に、レバレッジ取引)についてどう思いますか?
そもそも、これらは投資でしょうか?投機でしょうか?通貨として日常生活で使うものでしょうか?それとも、商品の一つとして購入したいものでしょうか?それによって、セカンドオピニオンは全く変わります。投資と考えるのであれば、投資判断としてそれに見合うリターンが想像できません。
投機と考えるのであれば、ゲーム代の範囲(庶民感覚で言えば、せいぜい数千円ぐらいまでといった感じでしょうか…)に留めておくことをお勧めします。通貨として考えるのであれば、いまの利便性を考えると日本円で良いかと思います。希少性や話題性の高い商品、趣味嗜好の一環として考えるのであれば、これはそれぞれ個人の嗜好なのでコメントしようもありません。人によっては趣味に高額な私財を投じている方も少なくありませんから。
では、なぜ多くの方々がこれら取引を行うのかと言えば、それは単に価格の変動で儲けたいからということになります。それが正しければ、それは投機色の強い取引に該当します。ただ現在、これらの通貨に代表される技術は本来価格の変動を期待するようなものではないと考えます。それらは、その継続性を担保しながら、その流動性を高め、さらにその利便性を追求するものに他なりません。価格の変動どころか逆に、価格の安定が望まれるものです。そのような中にあって、価格の変動を期待して多額な?資金と投じるのは本末転倒のように思います。
一方、これら取引の多くは、仲介業者の取引コスト(売値と買値の差額)が数パーセントのところもあるそうですから、売買した瞬間にすでに多額の含み損を抱える現実もあります。それで想定の逆に値動きでもしたら目も当てられません。さらにレバレッジ取引であれば、即全損失(ゼロカット)にまっしぐらです。たとえ儲けても、どこかの時点で負けますから投資金額を回収することすら至難の技でしょう。やがて限りなくすべてを失う結果に近づいていく可能性が高いです。
結論として、投資なら根拠無し。投機なら、庶民感覚では数千円まで。通貨なら、いま交換する必要無し。趣味嗜好なら、身を滅ぼさない範囲で。
ちなみにこれら通貨?(あくまで技術の成果物としての商品と思うのですが)を金(キン)に例えてお話される方も多いのですが、金は貴金属でもあり、その性質(熱伝導、電気伝導、反応性など)に優れ、またその装飾性には定評があり、今尚、多くの工業製品などに使われています。それと比べては如何なものかと思います。
「投資に近道は無し。投機には、その道すら無し。」というのが当社のセカンドオピニオンです。 鷹山

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